![]() |
地域とともに支える力を高める 誰もがどんな状況にあっても、暮らし続けることができる地域をつくる |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
|
![]() |
父が認知症になったことをきっかけに「介護」という仕事と出会いました。深く関われば関わるほど、施設のあり方に疑問を感じるようになっていきました。そんな時、年齢や障がいの有無にかかわらず、誰もが一緒に身近な地域で過ごせる、富山型デイサービス「このゆびとーまれ」を知りました。同じ場所で同じ時間を一緒に過ごしているお年寄りと子ども達の楽しそうな表情を見た時、理想的な施設だと思いました。そして、自分自身も歳をとった時にこん所に行きたいなーと思うようになりました。しかし、その頃はまだ“富山型”はあまり知られておらず、姫路はおろか兵庫県にもありませんでした。それなら、自分で作ろーと思ったのが、はなのいえの始まりです。 核家族が増え、世代間の交流も少なく、地域での繋がりや関係性が希薄になり、効率的な大規模な施設から、地域と密着した小規模施設へと時代は流れています。その中で地域と共に歩みながら、地域に必要とされることを目標として、「NPO法人 はなのいえ」はこれからもゆっくりと進んでいきたいと思っています。 |
![]() 理事長 内海正子 |
1997 | 一人暮らしの父が認知症なり、介護の世界に飛び込むきっかけとなる。 |
2002 | 介護専門学校入学。富山型デイサービス「このゆびとーまれ」を知る。 |
2003 | 介護専門学校卒業後、「はなのいえ」の開設準備。 |
2004 | デイサービス事業所「はなのいえ」開設。 利用者第一号は特養にいた実父。自主事業として、幼児・障がい者(児)のデイサービス・お泊まりを開始。 |
2005 | 身体・知的・児童デイサービスの指定事業所となる。 |
2007 | 地域との繋がり作りのために、チャリティバザーを開催。(以後毎年) お泊りを利用されていたお年寄りが病院で亡くなられ、改めて看取りの大切さを実感し、はなのいえでの看取りについて考えるようになる。 制度改正における施設基準の見直しにより、児童デイサービスのみを継続し、身体・知的障がい者サービスの事業所の指定を廃止。 |
2008 | 初めて「はなのいえ」での看取りを行う。 |
2009 | 実父「はなのいえ」にて看取りをして永眠。 野菜をつくるための農園運営を太子町で開始。 姫路市提案型協働事業採択。 地域サロン作り講座を開催。 市民フォーラムを開始。行政・民間・市民活動・NPO・社協が同じテーブルで話し合う機会に。(毎年) |
2010 | 宅老所・グループホーム全国ネットワーク 近畿ブロック世話人就任。 お年寄り、ご家族、みんな一緒に念願の温泉一泊旅行へ♪ |
2011 | 東日本大震災後、石巻でボランティア活動や現地で地域サロンを開始。 |
2012 | 地域の人がつながる地域サロン「こみゅにてぃはうす くうたん家」開始。 姫路市と市民活動が協働する「ひめじおんまつり」が開催され、実行委員として参加。 |
2013 | 姫路市提案型協働事業で、地域サロンの大切さ、必要性を伝えるDVDを作成。地域のつながりの大切さがわかる本『やさしい手』を作成。 畑を通じたつながりを広げるために、専属スタッフを雇いいれ、里山作りや自然農法を始める。認知症をもつ人やひきこもりの青年も野菜作りに関わり始める。 デイサービスに通っていたお年寄りが亡くなられ、お葬式を出せない家族に代わって「地域サロン」で地域の方にお見送りをしていただく。 介護保険制度改正に伴う新地域構想支援会議が開催され、幹事会に出席。 |
2014 | 全国社会福祉協議会「生活支援サービスセミナー」パネラーとして出席。 10周年を迎え「10周年記念パーティ」「10年のあゆみ展示会」を開催。 |